夏休みの宿題の読書感想文。低学年の子供に教え方のコツをご紹介しています。
まだ文章をうまく書けない1年生や2年生に、いきなり読書感想文!どこまで手伝ってあげていいのか迷いますよね。
子供が自ら作文を書き出せるような教え方や進め方。そして本が苦手な子供が読み進められるような工夫も実体験を交えてご紹介します。
読書感想文の書き方の流れ 低学年用
こちらでは、
1.本の選び方
2.本の読み方
3.感想文の準備
4.感想文の書き方
5.総仕上げ
このような順でご紹介していきます。
すでに「本を決めている」「本は読んでしまった」場合などは章を読み飛ばして下さいね。
■高学年のお兄ちゃん、お姉ちゃんにはこちら! ↓↓
読書感想文 本の選び方
まず最初にすることが本を選ぶこと。当然のことですが、これは重要です。
子供があまり興味を持てないようなものや、面白くないと感じる本から感想を引き出すことは難しいです。
本に苦手意識を持ち、あまり読書をしない子供の場合は1時間程度で読むことができる本がおすすめです。
「本を読めた!」という達成感も大事ですよね。
読書感想文の本の探し方
本の探し方もご紹介しますね。
・興味のあるものから選ぶ
好きなもの、興味のあるものなら本も読みやすいです。
好きな動物やスポーツ、乗り物など子供自身と関連のある本や、読んだことのあるシリーズなどなど。
ぜひお子さんと一緒に探してみて下さい。
・本屋や図書館へ行く
書店や図書館にはおすすめの本が紹介されていますので、探しやすいですね。
特に夏休みシーズンは読書感想文に向けた特集コーナーなどが設けられていたりします。
・課題図書を参考に
毎年読書感想文全国コンクールでは課題図書が発表されています。
学年別に選ばれているのでこちらも参考になるのでは?
本の読み方
本を読むのに余裕があるのなら、気になった部分をメモに取りながら読むのもおすすめです。
本を読み終えて、いざ感想文となると「え~と?」とすぐに思いつかなかったり、気になったところを忘れてしまったりするものです。
箇条書きや単語だけでも十分。後で感情の整理をする時に役立ちます。
・本が苦手な子供の場合は?
なんとか本は選んだけど、なかなか読み始めない・・。読書になれていない子供にはよくあることです。
そんな時は、「一緒に読む」もおすすめです。
1ページ、あるいは1行ずつ、1段落ずつでも構わないのですが、親子で交互に読んでみるのもまだまだ楽しい年齢です。
読み進めていくと、物語に入っていくのでいつの間にか読書に集中し始めます。
うちでも低学年の時に、先生からすすめられた本がなかなか字も多く、読むのに時間のかかるものでした。
本をあまり自ら読まない長男は、当然放置・・(笑)
(先生が本をすすめてくれたのも、本に興味のない息子が自分で夏休みの本を選ばなかったからです)
そこで、始めは遊び半分で小さい時の読み聞かせのように読んであげました。
だんだん興味を持ちだしたので、1段落ずつ親子で交互に読むことにしました。
その本の物語に引き込まれていった息子は自分だけで読むようになり、結局すすめられた2冊ともあっという間に読んでしまいました。
読書感想文を書くための準備
低学年のうちはまだ上手に文章を書くことができない子が多いです。
一年生の場合は、感想文の書き方も習ってないのに感想文??と思う親御さんも多いですよね。
そんな時は感想文を書くために準備をしましょう。
本を読み終えた子供に、色々な質問をしてみます。
「どんなところが気になった?」 → 「どうしてそこが気になったの?」
「(お子さん)だったら、どうしたと思う?」
「(お子さん)だったら、どんな気持ちになったと思う?」
「(主人公)はどうして そんなことしたと思う?」
「(主人公や登場人物)に 言ってあげたいことは?」
などなど色々と質問してさらに掘り下げて、メモを取ってあげて下さい。
子供が自分で書いてももちろん良いです。
「自分だったら・・」と置き換えると、感情を表しやすいです。
色々な角度から質問をしてあげると、「楽しかった」「おもしろかった」など、単調な感想から少し抜け出せます。
メモの中からなら子供が自分で「書こうかな」と思えるものが見つかりますよ。
読書感想文の書き方の教え方のコツ
準備したメモの中から子供が主体となって書くことを決めていきます。
どの順番に書くのかも決めると良いですね。この辺りはアドバイスをしてあげても良いでしょう。
まずは下書きから始めます。何度も消しゴムで消すからせっかくの原稿用紙がボロボロ・・。
とりあえずは、ノートや下書き用に用意した原稿用紙などで書いてみましょう。
作文の構成は大まかにはこんな感じです。
読書感想文の構成
1.本を決めたきっかけ・理由
2.あらすじ
3.本を読んだ感想
4.むすび
こうすると、感想の部分がもし少なくても、キレイにまとまります。
1.本を決めたきっかけ・理由
読書感想文の書き出しで悩むことはよくあります。進まない原因の一つです。
そこで本を選んだ理由から入ると簡単に書き出せます。
2.あらすじ
本から引用するのではなく、自分の言葉で簡単にまとめます。
「友達や身近な人(お父さんやお母さん)にどんな内容の本って教える?」など質問してあげると答えやすいです。
3.感想
ここで準備したメモを参考に子供の感じたことを書いていきます。
読書感想文の仕上げ
一通り書くことが出来たら仕上げです。
原稿用紙2枚分などの文字量を低学年で書くのも大変なもの。小さなうちは書き上げることが大切なので、ある程度自由な感想文でも大丈夫でしょう。
ですが、最低限見直しはしておきましょう。
見直しておきたい項目
・誤字脱字
・句読点の位置
・ですます調
・文章としてはどうか?
「です」「ます」で書かれているととても丁寧な文章になりますね。ですます調を使うか使わないかは自由です。
実際コンクール入賞作品でも使われていない作品も数多くあります。
どちらでもいいですが、使うのか使わないのかはそろえた方が良いですね。
あとは文章としておかしくはないか?などチェックをしてあげて下さい。
読書感想文の書き方低学年の教え方まとめ
読書感想文の低学年に向けた書き方の教え方についてまとめてみましたが、いかがでしたか?
どこまで手伝ってあげると良いのか悩むところですが、この方法なら自分で感じたことを書き上げることができますね。
ぜひ試してみて下さいね。
■高学年のお兄ちゃん、お姉ちゃんにはこちら! ↓↓
コメント